マクアケは11月14日、大日本印刷(DNP)が11月28日から12月25日までの期間、渋谷スクランブルスクエアショップ&レストラン2階のPOPUPスペース「Space2」で運営する次世代型ショールーミング店舗「boxsta」(ボクスタ)において、同社が運営するクラウドファンディングサービス「Makuake」発の約15製品を展示すると発表した。
boxstaは、センシング技術とAI技術を活用し、主にスタートアップ企業への新しいマーケティング手法を提供するためにDNPが期間限定で開設する実験店舗。
来店客に対しては、店舗スタッフが展示製品の機能を説明し、実際に製品を体験してもらい理解を深めた上で購入手続きを案内する。製品を展示販売するメーカーなどの事業者に対しては、店内に設置するカメラとマイクで来店客の動きや声などをセンシング(計測〜数値化)し、来店客と店舗スタッフのコミュニケーションを通じて得たデータをAIで分析を行い、マーケティングデータとしてフィードバックする仕組み。
同社によると、「Makuake」での応援購入総額が歴代1位の折り畳み式電動ハイブリッドバイク「glafit バイク」をはじめ、ぬいぐるみにつけるボタン型おしゃべりスピーカー「Pechat」、測った数値を瞬時にスマホへ記録できるIoTメジャー「hakaruno」、羽根のないシーリングファンライト「UZUKAZE」など、多くのサポーターから応援を集めたユニークなアイテム約15製品を展示する予定。
これまで流通企業との連携としては、北海道、東京、大阪、広島、大分など全国10以上の実店舗で「Makuake SHOP」として展示販売コーナーを展開し、製品化に至ったユニークな製品を、より幅広い方の手に取ってもらい、広げていくサポートをしている。
なお、実店舗におけるマーケティングデータをプロジェクト実行者へフィードバックするのは、今回のboxstaとの取り組みが初の試みになるという。
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