The Informationの米国時間11月11日付けの記事によると、Appleは拡張現実(AR)ヘッドセットを2022年、より「洗練された」ARメガネを2023年までにリリースすることを目指しているという。Appleの幹部が、従業員を対象とした社内プレゼンテーションで、ARヘッドセットのデザインや機能に関する新たな詳細情報など、同社のAR製品に関する計画について語ったと報じられている。
今回報道されているスケジュールは、AppleのAR計画に関するこれまでのうわさとは一致していない。TF International SecuritiesのアナリストであるMing-Chi Kuo氏は10月のレポートで、同社のARヘッドセットが2020年前半に登場する可能性を指摘し、早ければ2019年第4四半期にも量産に入る見込みだとしていた。米CNETも2018年、Appleが2020年のリリースに向けてARヘッドセットに取り組んでいると報じた。
Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏は、ARの大きな未来に向けて同社が準備を整えていることを示唆し、AR技術はiPhoneと同じくらい重要なものになる可能性を秘めていると述べていた。Appleは2019年の開発者会議「WWDC」で、「Reality Composer」というAR作成ツールキットなど複数のARツールを披露した。また9月後半にリリースされた「iOS 13」には、同社がAR端末を開発中であることを示すコードが見つかっているという。ただしまだ具体的な製品の発表には至っていない。
AppleはAR/VRヘッドセットやメガネに関してコメントを控えた。また、米CNETは、3Dセンサーシステムや「rOS」についてコメントを求めたが回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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