Googleはすでに、カーナビアプリ「Waze」や社名を冠した「Googleマップ」など、移動に関するアプリをいくつか提供している。しかし、これらのアプリは車や徒歩での経路案内を優先していることから、Googleの実験部門Area 120に所属するエンジニアは、公共交通機関に絞った新たなアプリ「Pigeon」の開発に取り組んできた。
Pigeonは、「Wazeの公共交通版」とでも呼ぶべき機能を備える。2018年に最初にリリースされた時点では、ニューヨークの複雑な地下鉄網を通勤者に案内することを目指し、クラウドソーシングを利用して遅延、運休、サービス変更に対処する支援を提供した。プロジェクトを率いるLaura Rokita氏は米国時間11月5日、Pigeonの対象エリア拡大を公式ブログで発表した、同アプリは、ニューヨークに加え、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ワシントンDCの5都市で新たに利用可能になった。
Pigeonは現在、米国で「iOS」版が提供されており(「Android」版はウェイティングリストに挙がっている)、既存の機能の多くが新しい都市でも利用できる。
GoogleがいずれPigeonを既存のGoogleマップやWazeに組み込むのかどうかは、まだ明らかにされていない。いずれにせよ、公共交通の利便性向上に役立つものなら、いつでも歓迎だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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