「iPhone 11」は水没にどこまで耐えられる?--水深12mの海底に沈めてみた - (page 2)

Lexy Savvides (CNET News) 翻訳校正: 編集部2019年10月29日 07時30分

潜水3回目(12m)

 iPhone 11とiPhone 11 Proがまだ稼働することを確認できたので、われわれは最後の潜水を実施することにした。湾外に出て、Tridentを水深12mの海底まで降ろした。

海底のiPhone 11(左)とiPhone 11 Pro(右)。
海底のiPhone 11(左)とiPhone 11 Pro(右)。
提供:Eric Stackpole/CNET

 水中で、時計アプリを表示していたiPhone 11 Proの画面がストップウォッチから他の表示に変わった。

 30分たっぷり待った(そして、数頭のアシカがドローンの前を通り過ぎるのを眺めた)後、2台のスマートフォンがこの最後の水泳にも耐えたかどうか確認するために、ドローンを海上に引き上げた。

 驚いたことに、スマートフォンは引き上げ後の最初の検査では2台とも完全に問題がなかった。見たところは新品同様で、箱から出したてのように稼働した。ただし、スピーカーで音声ファイルを再生すると、2台とも音がこもっていた。

 私は2台のスマートフォンを真水で洗って糸くずの出ない布で拭き、電源を切って完全に乾くまで念のために72時間放置した。

判定

 スマートフォンが完全に乾くまで3日待ったら、さらなるダメージがあったかどうかの確認だ。私は、カメラ、マイク、スピーカーのチェックというこれまでと同じテストを行い、さらに充電できるかどうかを確認した。2台とも、信じられないほど新品同様(ただし、iPhone 11の画面には小さな傷が少しついている)で、外見に水による損傷は見当たらなかった。テストの結果、まだすべてが稼働した。

 唯一の問題は、スピーカーだ。2台とも、潜水する前よりも音の張りが減り、最大音量にしても音が小さくなった。私はこれを、Apple Watchの「ノイズ」アプリで確認した。このアプリは、水没したiPhoneは、新品のiPhoneより再生音が数デシベル低いことを示した。

 Appleに問い合わせたところ、iPhoneをぬらしてしまった場合の対処法を説明した公式サポートページを示された。このページには、iPhoneを水道水ですすいで糸くずの出ない柔らかい布(レンズクロスなど)で拭くとある。

 前回のiPhone XRとiPhone XSの潜水テストと同様、今回も科学的なテストではなく、もしあなたが自分のiPhone 11を水中深くに沈めたとして、無事である保証にはならない。また、水ぬれによる損傷は、保証の対象外であることをお忘れなく。

 だが、われわれのテストは、iPhone 11とiPhone 11 ProがAppleの公式情報よりもはるかに水に強い可能性があることを示している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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