Appleが新しくリリースした「iOS 13.1」では、「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」のディスプレイを非正規品と交換すると、「Important Display Message」(ディスプレイに関する重要なメッセージ)が表示されるようになる。
「Unable to verify this iPhone has a genuine Apple display(このiPhoneでApple純正ディスプレイが使用されていることを確認できません)」というメッセージだ。
この警告メッセージは、Appleが2019年に入って「iPhone XR」「iPhone XS」「iPhone XS Max」を対象に表示したバッテリー状態に関する通知に似ている。同社はこの通知について、製品に搭載されるバッテリーの安全性を確保するための手段だとしていた。
Appleは、ディスプレイを非正規品に交換すると、マルチタッチ性能の低下(タッチに正しく反応しない、意図していないタッチに反応する)や、ディスプレイの明るさの問題のほか、色が正しく表示されなかったり、バッテリーの消耗が早くなったりする可能性があるとしている。
ディスプレイの警告メッセージが表示されても、iPhoneやそのディスプレイの使用に影響はないと、Appleは述べている。しかし、その通知はロック画面に4日間、「設定」アプリに15日間表示され続ける。その後は、 「設定」 >「一般」>「情報」で確認することができる。
これに加えて、「Apple has updated the device information for this iPhone(AppleはこのiPhoneのデバイス情報を更新しました)」という通知が表示される可能性がある。これは同社が、将来の修理に向けて非正規ディスプレイを搭載する端末を記録していることを意味する。また、ユーザーはこれにより、修理業者が自分のiPhoneの画面を非正規品に交換したことや、中古で購入したiPhoneのディスプレイが非正規品であることを知ることもできる。
AppleはiPhoneの修理をApple Store、Apple正規サービスプロバイダー、Appleリペアセンターに依頼するよう推奨している。
同社はコメントの依頼にすぐには応じなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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