Appleは9月、「Mac Pro」の米国での製造を続行すると発表していた。一部の「必須部品」に対する関税が免除されたために可能となった決断だった。しかし、次期新型Mac Proに必要な部品に対する、すべての関税を免れることはできなかったと報じられている。
Bloombergの米国時間9月30日付けの記事によると、Appleは新型Mac Proの中国製部品5品目について、25%関税の適用を免除されないという。Mac Proの後付け可能なキャスター、ポート管理用回路基板、電源アダプター、充電ケーブル、プロセッサー用の冷却システムについて、米通商代表部(USTR)は同社の関税免除申請を却下したとBloombergは報じている。USTRは、「特定品目に対する追加関税賦課により、自社や米国の利益に深刻な経済的悪影響が及ぶことを(Appleが)示せなかった」ことを、申請却下の理由として挙げたという。
Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏はこの数カ月間、中国との貿易戦争とそれが同社製品の価格に与え得る影響について、Trump米政権と話し合っていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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