Donald Trump米大統領は米国時間7月26日、Appleが中国で生産する「Mac Pro」向け部品に対する関税の免除は認めないとツイートし、米国で製造するよう同社に求めた。
「Appleは、中国で製造するMac Pro向け部品について関税の免除も軽減も受けない。米国で作ればいいのだ。そうすれば関税もなしだ!」(Trump氏)
Apple will not be given Tariff waiver, or relief, for Mac Pro parts that are made in China. Make them in the USA, no Tariffs!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年7月26日
Reutersによると、Trump大統領は26日、ホワイトハウスで報道陣に対して以下のように語った。「私が大いに好意と敬意を抱いている人物は(Appleの最高経営責任者である)Tim Cook氏であり、われわれはこれを解決できるだろう。彼らはテキサス州に工場を建てると発表することになると思う。そうしてくれたら私はとてもうれしい」
AppleはTrump政権に対し、新型Mac Pro向け部品を輸入関税の対象から除外するよう要請していた。同社は新型Mac Proを米国ではなく中国で生産すると報じられている。このMac Proは、2019年の開発者会議「Worldwide Developers Conference」(WWDC)で発表された。2013年に登場した前機種のMac Proは、米国で製造された数少ないApple製品の1つだった。
米通商代表部(USTR)への提出書類によると、Appleは、ステンレス鋼とアルミニウムのフレーム、内部ケーブル、回路基板を含むコンピューター部品に対する25%の関税の免除を求めたという。この文書ではMac Proの名称を明示していないが、言及されている特徴はMac Proのものによく似ている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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