リクルートテクノロジーズのR&D組織であるアドバンスドテクノロジーラボ(ATL)は9月27日、VRM形式の3Dアバターファイルに対応したウェブミーティングサービス「TEATOR」(テアトル)を発表。ベータ版の提供を開始した。
これはVRM形式の3Dアバターファイルに対応したウェブミーティングサービスで、発行されたURLを共有後すぐに使用可能。Mac、Windows、Android、iOSなどマルチプラットフォームに対応し、デバイスに依存せずさまざまなブラウザで利用できる。自作の3Dアバターをインポートでき、なめらかなフェイストラッキングにも対応。アバターを持っていないユーザーでも、通常のリアルタイム映像などでミーティングに参加が可能。また、資料などの共有も可能。リモートでの会議や採用面接など、ビジネス活用も視野に入れているという。
開発の背景として、無料のウェブミーティングサービスやバーチャル配信アプリなどが多様化しているなか、インターネット上に自身の顔やプライベートを晒したくないと考えている人は一定数存在。また、エンターテイメント業界を中心にアバターを用いたコミュニケーションが活発になっているが、ゲームなど一部界隈での盛り上がりに留まっているのが現状と指摘する。
こうした状況から、プライベートではもちろん、ビジネスにおいても面談やリモート会議など、一般の人が気軽に使えるサービスを作ることをATLのエンジニアが発案。リクルートテクノロジーズのエンジニアも開発に参画して作成したVRM準拠のOSSである「three-vrm」をベースに、トラッキングや通信コンポーネントを追加して開発したという。
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