Appleの共同創設者であるSteve Wozniak氏は、Apple、Facebook、Googleなどの大手ハイテク企業の分割に賛成だと語った。同氏は米国時間8月28日、Bloombergに対し、それらのハイテク企業は1つの市場における支配力を利用して他の市場を取り込もうとしているとした。
「独占禁止法に反する不公平な形で独占力が利用されることに、大いに反対している(中略)大手ハイテク企業にはそうしたことがよくあり、とがめられることなく悪い行為が横行している」と同氏は述べ、「私は、企業分割の検討を大いに支持する。つまり、Appleもとうの昔に企業分割して、独立した部門をスピンオフするべきだったと思う」とした。
同氏の発言の背景に、米国の大手ハイテク企業が複数の独禁法調査に直面しており、民主党の大統領候補であるElizabeth Warren氏やBernie Sanders氏を含めて、大手ハイテク企業の分割を求める声が高まっていることがある。
Wozniak氏は、ハイテク企業が音声アシスタントの録音データを人間に聞き取らせていたことも批判した。同氏はAmazonの「Alexa」やAppleの「Siri」を挙げて、プライバシーの侵害だとした。Microsoft、Apple、Google、Amazonのすべてがそれを行っていたことが発覚している。
Wozniak氏は、マルタに設立したブロックチェーン企業を含む4つの新興企業で、自身が現在進めている取り組みについても説明した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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