iPhone 11、Apple Watch Series 5、スペシャルイベント関連ニュースを一気読み

 Appleは9月10日、本社Apple ParkのSteve Jobs Theaterで、「By innovation only」と題したスペシャルイベントを開催。iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxの3つのスマートフォン、チタンやセラミックなどのモデルも登場したApple Watch Series 5、スマートキーボードに対応した第7世代iPadを発表した。また、9月20日から開始されているゲームサブスクリプションのApple Arcade、11月1日に配信開始となるApple TV+も発表されている。

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 今回のイベントで登場した新製品のデザインは予測通りのものであったが、ハードウェア、ソフトウェアの実装や、Appleの研究開発や投資の成果がふんだんに盛り込まれており、結果として非常に魅力的なアップデートとなった。

 今回は2週間分をまとめて、発表内容やハンズオンなどを一気にご紹介する。

事前の予測は概ね正解

 毎年、iPhoneの予測は正確さを増している。ケースメーカーは、ユーザーがiPhoneを手にする最初の日からケースを装着したいニーズにいち早く応えるべく、発表もされていない最新モデルの設計図を早くに手に入れ、ケースを製造する。それを見れば、どんなデザインになるのかがわかり、Proモデルが3つのカメラを備えることも周知の事実となっていた。

 問題なのは実装だ。単に3つのカメラが切り替えられる、ではAppleとしてもリークをほぼ黙認している意味がない。また製品そのものの質感も、設計図のデータには現れないポイントとなる。そして、毎回Appleは期待を越えてくることになる。

 2019年のiPhoneイベントはYouTubeにも配信され、各国から招待されるYouTuberの数もさらに増加した。より若い世代に関心を持ってほしい、と言うAppleのマーケティング上の戦略が表れていると言える。

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日本では発表前の週末、新たな直営店をオープン

 9月10日のイベントを前に、Appleは日本で丸の内に直営店をオープンさせた。国内では9店舗目となる。

 ロケーションは東京駅の丸の内口が直接見られる“東京の顔”ともいえる場所に面しており、7mを超える全高を誇る吹き抜けを中心とした2フロアの店舗が用意された。

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iPhone 11シリーズの注目ポイントは?

 Appleが2019年モデルとしてリリースしたiPhone 11、iPhone 11 Proシリーズは、2018年のフォームファクター、すなわちそれぞれ、6.1インチ液晶ディスプレイ、5.8インチ・6.5インチ有機ELディスプレイのオールスクリーンデザインで、外見上の大きな違いを見出すことは難しい。

 その代わり、iPhone 11には淡い落ち着いたトーンを採用した6色のカラーバリエーション、iPhone 11 Proには新たにミッドナイトグリーンが追加され、いずれもAppleがガラスメーカーコーニングへの投資によって独占的に利用する「スマートフォン市場最も硬いガラス」を採用する。

 iPhone 11とProシリーズの違いは、背面のガラス処理で、Proシリーズにはマット仕上げが採用される。硬さ、重さの質感と愛って、まるで金属のような質感だ。またProシリーズには、明るく強化された望遠カメラが備わるが、iPhone 11にもProと同様に、13mm超広角カメラが追加された。

 今回のiPhoneはいずれもバッテリー持続時間が向上しており、特にProシリーズでは4〜5時間と大幅に強化された。

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劇的な進化となった新ディスプレイ搭載のApple Watch Series 5

 Apple Watch Series 5には、前作から採用されたLTPO有機ELディスプレイが引き続き採用されたが、さらに省電力化が進み、常時点灯させて時間が確認できるようになった。Appleは引き続きApple Watchのバッテリー持続時間を18時間(=1日)としている。

 今回のApple Watchはディスプレイの進化が最大のポイントとなるが、新たにチタン(ナチュラルとスペースブラック)がケースのマテリアルとして追加され、またSeries 3 EDITIONに設定されていたセラミック(ホワイト)がラインアップに復活した。

 日本でも人気のあるエルメスモデルには、これまでのシルバーのステンレススチールに加え、スペースブラックモデルもラインアップに追加され、よりシックなコーディネートを選べる。

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サービスの拡充も加速

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