JR西日本、店舗でのモバイルオーダー活用に前進--Showcase Gigと資本業務提携

 モバイルオーダープラットフォーム「O:der」を運営するShowcase Gigは9月19日、西日本旅客鉄道(JR西日本)と資本業務提携契約を締結し、ベンチャー企業への出資や協業を推進するCVCのJR西日本イノベーションズから、第三者割当増資による出資を受けたと発表した。調達額は非公表だが、数億円とみられる。

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 同社はこれまで、2018年9月にJR東日本グループ、2018年12月にJR九州グループと資本業務提携を締結。各エリアにおけるモバイルオーダープラットフォームの導入および、店舗デジタル化に取り組んできた。今回の出資は、JR西日本グループにおける商業施設の待ち時間短縮・利便性向上の推進を目的としており、西日本エリアにおいても本格的に事業展開を進めるという。

 JR西日本グループは「中期経営計画2022」において、「駅からはじまるまちづくり」を進め、まち全体の価値向上させることを目指しているが、駅ナカおよび、駅ビルを中心とした商業施設の待ち時間の解消など、利用者に対する更なる利便性の向上が課題となっていた。

 今回の提携により、JR西日本グループが運営する商業施設での待ち時間解消や事前予約・決済など、利便性向上の実現を目指す。また、利用者が多くの店舗の中から自分の行きたい店舗・欲しい商品を見つけやすくなるなど、新たな店舗体験の創出に力を合わせて取り組む。なお、両社では、共同開発したショッピングセンター共通ポイントと専用アプリ「WESPO(ウエスポ)」を9月4日にリリースしている。

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「WESPO」

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