Googleは検索エンジンのアルゴリズムを変更し、ニュースを検索するユーザーにオリジナル記事が目立つ場所に長時間にわたって表示されるようにした。Googleのニュース担当バイスプレジデントのRichard Gingras氏が米国時間9月12日付けのブログで発表した。
このアップデートにより、「ユーザーに日々変化しているコミュニティーとその周りで行われている会話についてより深く理解」してもらいたいと考えていると、Gingras氏は述べた。
Gingras氏は、インターネット上に絶えずあふれている新たな情報の中で質の高いジャーナリズムが埋もれないよう支援する必要性に言及し、検索品質評価者向けのガイドラインをアップデートしたと述べた。これにより、「その記事が開示されていなければ知られていなかったであろう情報を提供する」オリジナル記事に、最高評価の「very high quality」(非常に高品質)が付与される。「独創的で掘り下げた調査記事は高度なスキルや時間、労力を要する」という。
Googleの検索品質評価者は、今後はニュースサイトの評価も考慮するよう指示されており、評価はそのサイトがこれまでに提供した質の高い記事やピュリッツアー賞などの名誉ある賞の受賞により上がる可能性がある。
今回の変更のおよそ1年前、Donald Trump米大統領はGoogleが自身に対する検索結果を操作していると批判した。そのおよそ1カ月前にはGoogleの最高経営責任者(CEO)Sundar Pichai氏を攻撃し、2020年の米大統領選挙を前に同社を「非常に厳しく」監視していると警告していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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