Amazonのデジタルアシスタント「Alexa」は、すべての質問に対する回答を持ち合わせているわけではない。しかし、ユーザーにそれを補ってもらえるかもしれないと同社は考えている。Amazonは米国時間9月12日、Alexaが受けたユーザーからの質問に、誰もが回答することのできるクラウドソーシングプラットフォーム「Alexa Answers」を一般公開した。
ユーザーはこのプラットフォーム上で、Alexaが回答できなかった質問を検索し、それに回答することができる。Alexa Answersのウェブサイトには、「テキサス州の公認スナックは?」という質問が例として挙げられている。Amazonによると、これは漠然とした質問にもAlexaが回答できるように手助けするための1つの方法で、Alexaコミュニティーに他のユーザーを助ける場を設けるものだという。
回答募集中の質問リストを表示するには、AmazonアカウントでAlexa Answersのウェブサイトにサインインする必要がある。Amazonによると、よくある質問、新しい質問、または特定のトピックに絞って、質問を表示することができる。
Fast Companyの記事によると、Alexa Answersから得た回答をAlexaが提供する場合、その情報に「Amazonカスタマーによると」と一言付け加えるのだという。
同プラットフォームは2018年に、招待制で導入されていた。
Amazonは、下品または不快な単語やトピックが回答に表示されないように、フィルターをかけているという。Alexa Answersのコミュニティーメンバーも、誤った回答や不適切な回答を報告したり、特定の回答に賛成または反対票を投じたりすることが可能だ。
人間の編集者とアルゴリズムも品質管理のために投入されると報じられている。AmazonのAlexa Information担当バイスプレジデントを務めるBill Barton氏は、Fast Companyに対し、「当社はこの特定の取り組みにおいて、Alexaが客観的で事実に基づく情報源になること」に注力していると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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