2017年に発売された「iPhone X」以降、iPhoneの最近のラインアップには顔認証システムとして「Face ID」が搭載されている。その状況は変わらないかもしれないが、指紋認証が今、復活を果たそうとしているようだ。
Bloombergの米国時間9月5日付けの記事によると、Appleは、将来のiPhone向けにディスプレイ内指紋センサーを開発中だという。斬新なイノベーションではないが、サムスンやOnePlusの最新機種を含めて、2019年に発売されたかなり多くのスマートフォンに、類似の技術が既に利用されている。これを搭載すれば、Appleは、iPhone最新シリーズのベゼルの細いデザインを保ったまま、新しいセキュアなログイン方法を追加することができる。
Bloombergによると、この新機能は、早ければ2020年にアップデートされるiPhoneに搭載される可能性があるが、2021年になる可能性もあるという。ディスプレイ内指紋センサーは「既存のFace IDシステムと連動して」機能するとも記されている。
Bloombergによると、「iPhone SE」の後継機種も2020年発売に向けて開発が進められているらしいとのことだが、こちらは「iPhone 8」に似ていて、ホームボタンの物理的な指紋センサー「Touch ID」を踏襲するという。
Appleは来週、iPhoneの最新シリーズを発表する見込みで、背面カメラの追加、他の端末をワイヤレス充電する機能、ガラスの強化が、主な特長になるとされている。一方、2020年のiPhoneは、大幅刷新版になるとされている。ディスプレイ内指紋センサ―が追加される可能性に加えて、5Gに対応する初のiPhoneになるとも言われている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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