まもなくイベント開催のアップル--「iPhone 11」の成功に必要な7つのこと - (page 2)

Patrick Holland (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2019年09月06日 07時30分

高速充電に対応したケーブルと電源アダプターを同梱

 「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」、iPhone Xのリリース以降、バッテリーの高速充電が可能になった。しかし、この機能を利用したければ、19ドル(日本では税別1800円)のUSB-C to Lightningケーブルと29ドル(同2800円)の18W電源アダプターを購入する必要がある。Appleが追加費用なしでこれらを同梱すれば、簡単にユーザーの支持を得られるだろう。ほとんどの人は旧式のUSB-A to Lightningケーブルと5W電源アダプターをすでに所有していることを考えると、なおさらだ。真面目な話、私たちはすでにスマートフォンに999ドル(同11万2800円)も払っているのだから、何とかしてほしい。

より高性能な自撮りカメラを1つか2つ追加

 スマートフォンの自撮りカメラは、付け足し機能のように感じられることもある。「iPhone XR」、iPhone XS、iPhone XS Maxの自撮りカメラも悪くはないが、改善の余地が大いに残されている。新型iPhoneでは、より高解像度の前面カメラを搭載して、細部の表現と画質を改善する必要がある。あと、自撮り動画撮影機能を4K解像度に対応させてほしい。自分の顔のあらゆる欠点をそんな高解像度で見たくないという人がいることも知っているが、そういう人は低解像度で撮影すればいいだけの話だ。

 固定焦点の前面カメラを搭載する代わりに、Galaxy S10のようなオートフォーカス対応の自撮りカメラを採用してもいい。これが実現すれば、写真がピンボケすることはなくなるだろう。だが、究極の改善は、Appleが「Pixel 3」や「LG G8 ThinQ」のような2つ目の広角前面カメラを追加することだ。「FaceTime」で2つのカメラを使用できるようになったらどうなるか想像してみてほしい。簡単に言えば、iPhoneは背面カメラと前面カメラの性能差を埋める必要がある。

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提供:Josh Miller/CNET

背面カメラと画像処理をアップグレード

 「iPhone 4」以降、Appleは一貫してスマートフォンの背面に堅牢なカメラシステムを搭載してきた。だが、最近では、ファーウェイのP30 ProやGoogleのPixel 3など、特に暗所での撮影で、iPhoneの写真機能を上回るスマートフォンが登場している。iPhone 11には3つの背面カメラが搭載されるとのうわさもあるが、新しいカメラには、ピクセル数の多い、より大型のセンサーが搭載されて、より多くの光を取り込めるようになることを願っている。

 Appleは何らかの「夜間撮影」モードを追加する必要がある。ファーウェイのスマートフォンや「Pixel」の夜景モードは、複数の写真を撮影して、それらを結合することで、画質と露出を改善する。もちろん、iPhoneの「ポートレートライティング」モードのようなカメラエフェクトに関して筆者が気に入っていることの1つは、写真を撮影する前にエフェクトのプレビューを確認できることだ。ひょっとしたら、Appleの夜間撮影モードは、iPhoneの「パノラマ」モードと同じように、写真が撮影され、処理されていく様子をリアルタイムで確認できるものになるのかもしれない。

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