新しいモードと言えば、iPhone 11に3つの背面カメラが搭載された場合、Appleはそれらをどのように利用するのだろうか。LGの「LG V50 ThinQ」には、トリプルショットモードが搭載されており、シャッターを1回押すだけで、3つそれぞれのカメラで同時に写真を撮影することができる。Appleのトリプルカメラには、フレーミングのミスを修正できる機能が搭載される、とのうわさもある。例えば、誤って誰かをフレーム内に収め損なった場合でも、iPhoneは超広角カメラで撮影したデータを使って、写真に収まりきらなかった人を「復活」させることができる。
次は動画だ。現在、iPhoneはあらゆるスマートフォンの中で最高画質の動画を撮影できるが、それでも、筆者はAppleが動画撮影をさらに進化させることを期待している。それは、LG V50 ThinQやGalaxy Note10のような動画用ポートレートモード(現状ではひどい有様だが)を追加することかもしれないし、アルフレッド・ヒッチコック監督が使ったドリーズーム効果のような奇抜な動画撮影技法を追加することかもしれない。
最後に、写真と動画の両方に関して、iPhone XSの現行のスマートHDR機能は、非常に重たい感じがする。特に色温度と彩度が本当に不自然になる。次期iPhoneでは、よりバランスの取れたスマートHDRが必要だ。
当たり前のことのように思われがちだが、Appleは毎年、iPhoneの処理性能を大幅に高めている。iPhoneの最も価値ある部品を表彰する賞があるなら、筆者はAシリーズのプロセッサーに賞を与えるだろう。
Appleは2019年も、「A12 Bionic」より強力なだけでなく、効率性も高めたプロセッサーをリリースするはずだ。iPhone XSのA12 Bionicプロセッサーはすでに、最新のAndroidスマートフォンに搭載されているプロセッサーよりも数世代先を行っているが、iPhone 11の効率性を高める要素は、どんなものであれ、バッテリー持続時間の向上に大きく貢献するだろう。バッテリー持続時間は極めて重要だ。「A13 Efficient」(efficientは「効率的」の意)という筆者の予想する名称も響きがいいだろう(いや、そうでもないか)。
AppleはiPhone X(「エックス」ではなく「テン」と発音)をリリースしたとき、最もクールでありながら最悪なスマートフォンの名称を明らかにした。そう、ローマ数字はiPhoneではうまくいかず、紛らわしいのだ。
Appleがもっとシンプルな名前に回帰することを願っている。次期スマートフォンを単純にiPhoneと呼んでもいいかもしれない。さらに強力なモデルがある場合は、それをiPhone Proと呼んでもいいだろう。とにかく、ローマ数字を使うのはもうやめてほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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