ビビッドガーデンは9月5日、米卸で国内最大手の神明ホールディングスと資本業務提携契約を締結したと発表した。金額は非公開。
同社は、こだわり農家に高い利益率での販路を提案するオンラインマルシェ「食べチョク」を提供。全国から450軒以上の生産者が登録している。
神明ホールディングスは、基幹事業である米穀事業に加え、無菌包装米飯・炊飯米などの加工食品の製造販売、外食事業の展開など、青果物や水産品も含めた「川上から川下までの食のバリューチェーン」の構築に向け積極的に事業を展開している。
今回、食べチョクのプラットフォームと、神明ホールディングスの持つ物流関係も含めたグループ会社との連携により、生産者により多くの価値を提供できると考え、資本業務提携に至ったという。
なお、提携の内容として、(1)両社における米をはじめとした取扱農産物の拡大、(2)消費者向け「食べチョク」のサービス充実、認知拡大、(3)飲食店向け「食べチョクPro」における販売先の拡大、(4)「食べチョク」および、「食べチョクPro」における配送の効率化、(5)その他両者協議により必要と考えられる事項──の5つを挙げている。
詳細については、両社間で協議のうえ、別途取り決める予定。
また、神明は同日、農業総合研究所と業務提携契約を締結したことも発表した。米及び野菜・果物の取扱量拡大を目的とし、それぞれの集荷・販路インフラを相互利用するとしている。
農業総合研究所は、全国約8500名の登録生産者と都市部を中心とした約1400店舗のスーパーマーケットをITでダイレクトにつなぎ、独自の情報・物流・決済のプラットフォーム構築による、農産物流通システムを展開している。
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