オーガニック農作物のCtoCマーケットプレイス「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは11月13日、飲食店からの要望に合わせて最適な農家を提案する、コンシェルジュ型の食材仕入れサービス「食ベチョクPro」を正式リリースしたと発表した。
食ベチョクProの利用方法は、まず飲食店が探している食材を選んで同社のコンシェルジュに要望を送る。品種を指定できるほか、「サラダに使える野菜」といったざっくりとした要望も可能。するとコンシェルジュから要望にあった農家と食材が提案されるため、その中から買いたい商品と個数を選べば、農地から店舗に食材が直送される。その後、銀行振込みで仕入額を支払うという流れだ。
同社が運営する食べチョクには、有機JAS認証または特別栽培認証を取得している農家やそれに準ずる栽培をしているオーガニック農家が約200軒ほど参画しているという。この食べチョクで保有している農作物の収穫データを活用して、2月には一般消費者の好みに合わせたオーガニック野菜が定期的に届く「食べチョクコンシェルジュ」を開始していた。同サービスの利用者の翌月の継続率は95%におよぶとのこと。食ベチョクProはこの仕組みを飲食店向けに提供するものだという。
これまで飲食店が農家直送野菜や珍しい食材を取り扱うには、自ら食材の開拓や仕入れをする必要があり、多くの手間が発生していた。そのため、一般消費者向けの食ベチョク宛にも、飲食店からの問い合わせが増えていたという。同社では、新たに提供する食ベチョクProによって、農家データと飲食店の食材リクエストをマッチングできるようになることで、飲食店が手間なく農家直送の食材を取り寄せられる環境を作るとしている。
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