新作スマホゲーム「ラブライブ!スクスタ」を体験--新感覚のライブパートが特徴 - (page 4)

育成はチャート式の「特訓」に「合宿」も用意

 育成においては、チャート式の「特訓」が用意され、マスを解放していくことでステータスなどを挙げていく。また「合宿」という要素もあり、スクールアイドルたちと「合宿」に行くことで、育成で不足するアイテムを数多く入手することができる。また、メンバーにはライブ中に発動する「ひらめきスキル」があり、「合宿」によってまれに入手することができる。

特訓画面
特訓画面
特訓によってサイドエピソードを解放
特訓によってサイドエピソードを解放
特訓による報酬画面
特訓による報酬画面
合宿画面
合宿画面
合宿終了。アイテムなどが報酬として得られる
合宿終了。アイテムなどが報酬として得られる

 このほかの要素として「キズナ」がある。ライブで活躍したり、ゲームの中でふれあうことによって高まる(レベルアップ)もので、これによりメンバーが成長。前述したキズナエピソードが解放されたり、メンバーと特訓するために必要なアイテムを入手できる。さらにキズナを高めてエピソードを読むことで解放される要素には、楽曲もある。

ライブを行うことでキズナを獲得
ライブを行うことでキズナを獲得
一定値までたまるとキズナレベルがアップする
一定値までたまるとキズナレベルがアップする

ライブパートが"アクションRPG”と見立てられる新感覚

 筆者も実機でのプレイを体験したが、まず本作のキモであるライブパートのシステムについて、スクフェスをはじめとする音楽ゲームとは似て非になるもの、ということは頭に置いておく必要があるだろう。もちろん音楽に合わせてタップをする、そのタイミングを判定する要素もあるため音楽ゲームの感覚はあるのだが、難度の高い譜面をプレーヤースキルを持ってクリアするというものではなく、デッキ編成と作戦を重視したアクションRPGととらえたほうがいいだろう。ジャンル名でもあるRPGのバトルシステムと見立てると、ノーツは「敵キャラ」、アピールチャンスを「中ボス」、SP特技を「必殺技」、デッキ編成は「武器や防具の装備」、作戦は「武器変更」みたいなイメージになるかと思う。

 実際にプレイしたなかで、初期状態のデッキ編成で難度が高くノーツの多い曲に挑戦したときも、うまくノーツをタップできているのにもかかわらず、みるみるうちに体力が減っていった。筆者もスクフェスはもとより、従来の音楽ゲームをプレイしたことがあるため、説明を受けていてもその時点では戸惑ったのだが、きちんと育成したカードを編成してプレイすると体力もそこまで減ることがなく、そしてアピールチャンスにあわせて作戦を変更したり、SP特技を発動したりと、システムに対する理解が進むようになっていった。レーン数も2つであるため処理に追われることはなく、比較的作戦を意識しやすようになっている。

 音楽ゲームのスキルよりも、デッキ編成と作戦による戦略と状況判断を重視し、戦略を考えて進めていくことに楽しみがあるスクスタと、難度の高い譜面をプレーヤースキルでクリアしていくスクフェスという形で、2タイトルのすみ分けはできているように思う。この観点でいけば、スクスタは新感覚のゲームで、音楽ゲームが苦手なユーザーでもプレイしやすいともいえる。一方で、ライブの前段階やライブ中に考えるところもあり、音楽ゲームとは異なる面白さがあると感じられるまでには、プレーヤーによって差が出てくると感じたところだ。

 冒頭のメニュー画面で触れたように、メンバーをタップすると反応するといった要素もあり、細かいところではあるが、こうした触れあいがあると、より身近に感じられるところ。ここまで紹介していないが、カードイラストには各種レアリティが設定されているなか、拝見した範囲では背景も含めてバラエティリッチに描かれているものも多く、エピソードも含めてメンバー個人に対して愛着がわきやすくなっているようにも思える。ライブパートはそこまで回数をプレイできたわけではないが、3Dのメンバーたちが歌い踊る姿があるというのは、よりライブというのを実感できるもの。なにより、ユニットの枠を超えた編成で歌い踊るステージが見られるのもうれしいところだ。

 ストーリーは冒頭部分を見ただけではあるが、この先、いままでにはなかったメンバー同士の関係性があることも期待したいところ。筆者個人としてもμ’sの星空 凛とAqoursの国木田花丸がお気に入りであり、キービジュアルでも隣同士だったことから、なんらかの掛け合いがあるといいな、と思うとともに、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーについても知っていきたいと思った次第だ。

キャスト陣が感じたスクスタの魅力

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の桜坂しずく役の前田佳織里さん(前列左)、宮下 愛役の村上奈津実さん(前列右)、優木せつ菜役の楠木ともりさん(後列左)、天王寺璃奈役の田中ちえ美さん(前列右)
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の桜坂しずく役の前田佳織里さん(前列左)、宮下 愛役の村上奈津実さん(前列右)、優木せつ菜役の楠木ともりさん(後列左)、天王寺璃奈役の田中ちえ美さん(後列右)

 体験会には、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のキャスト4人も来場。実際にスクスタをプレイした感想や、アピールポイントをコメントした。

 「自分が10人目として入り込んだ感覚になりました。メンバーの表情や動きがリアルで、生き生きと動いている姿を見て、すごく感動しました。ライブパートのクオリティもすごいので、たくさんの方に楽しんでいただける内容になっています。楽しみにしてください」(桜坂しずく役の前田佳織里さん)

 「先ほどプレイしたのですけど、感無量です。10人目の気持ちになることができましたし、楽しみにしてくださっているみなさんが、絶対に喜んでくれるクオリティです。早く自分のスマホに入れてたくさん遊びたいです」(宮下 愛役の村上奈津実さん)

 「スクールアイドルひとりひとりがしっかり掘り下げられているので、今まで応援しているメンバーや、これから応援したいと思うメンバーひとりひとりを丁寧に知ることができます。なおかつ、スクールアイドルのキラキラしたかわいい部分も盛りだくさんです。着せ替え機能があるのですが、その機能を使うと、応援しているメンバーがいろんな衣装を着てくれるのがすごくいいですし、もっとこんな衣装を着てほしいという気持ちにもなります。私はスクスタのために新しいスマホに変えたので、早く入れていっぱいプレイしたいです」(優木せつ菜役の楠木ともりさん)

 「たくさんの楽曲をいろんなパターンで遊べる内容になっています。自分の好きなメンバーを選びながらプレイできることが、私自身嬉しかったですし、スクスタの魅力のひとつと感じています。ゲーム画面で動くメンバーのクオリティがとにかくすごいので、早くみなさんに見ていただきたいですし、私も自分のスマホに入れて、毎日のようにプレイしたいです」(天王寺璃奈役の田中ちえ美さん)

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