Facebookは「Minecraft」用の人工知能(AI)アシスタントを開発するプロジェクトに取り組んでいる。目標は、1つの活動だけに「超人的」な力を発揮するのではなく、うまくマルチタスクができるAIシステムを開発することだ。MIT Technology Reviewが米国時間8月29日の記事で伝えた。
Facebook Researchの研究者らは現在、プレイヤーとやりとりして要求に応じ多くの作業を遂行できるAIアシスタントに取り組んでいる。AIアシスタントは、こういったやりとりから学習し、新たなスキルを伸ばすこともできる。プロジェクトにMinecraftというゲームが選ばれたのは、「無限の多様性」がありながらも、ルールは単純で予測可能なものだからだ。
記事には次のように書かれている。「AIの学習機会が膨大にある」「Facebookの仕事は、AIが自己改善するよう設計することだ。(中略)研究者らは、Minecraftという環境がこういったタイプの学習を発展させるのにうってつけだと考えている」
MITによると、「ブロック15個分の高さのタワーを作る」といった単純な要求でさえ、AIアシスタントは、タワーとは何か、タワーの作り方、高さの測り方を理解し、15とは何かを知る必要があるため、取り組みがいのある課題だという。
初期バージョンのAIアシスタントは、すでにダウンロードが可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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