パナソニックエコシステムズがリブートスペースを開設したのは、愛知県春日井市にある同社本社内。オープンに際し開かれた記者説明会の席上で、パナソニックエコシステムズ 代表取締役社長小笠原卓氏は、次のように説明する。
「当社は1913年に国内初の量産交換式扇風機を発売して以来、換気扇や空気清浄機などの設備、道路トンネルなど大空間の空気浄化など、空気や水の環境関連事業に100年以上取り組んできた。これまでのそうした知見を生かし、空気水の環境事業に力を入れる。特に、現在展開の少ない非住宅分野に注力し、市場の成長以上の拡大を目指す」としている。
具体的、同社が考える空気ソリューションとはどのようなものだろうか。パナソニック ライフソリューションズ社の技術本部本部長の岡秀幸氏は、空間ソリューションには、空気と水が不可欠だと話す。
「今回新たな空間ソリューションの提案に際し3つのプロセスで行う。それは空気質水質の再定義、体験価値の創出、価値の検証だ。
温度や正常化といったこれまでの不快でない空気から、水、音、映像などを用いた体験価値を創出し人を起点にした空気質、水質のソリューションを検証していく。その役割を担う1つが、リブートスペースだ。当社は、空調、音響、照明などさまざまな分野の知見があり、そうした総合力が強み」と岡氏は続ける。
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