Facebookがまたも難しい立場に追い込まれている。今回は、子供向けに開発したメッセージアプリをめぐる懸念だ。
Facebookがまたも難しい立場に追い込まれている。今回は、子供向けに開発したメッセージアプリをめぐる懸念だ。
米民主党の上院議員2名が米国時間8月6日、Facebookの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏に、「Messenger Kids」に関する9件の質問からなる公開書簡を送付した。Messenger Kidsは、6~12歳の子供たちが、自分の保護者が承認済みの家族や友達に対して、メッセージを送信したりビデオチャットをしたりできるものだ。
この書簡に先立ち、Facebookは7月、大勢の子供が「技術的な誤り」により、保護者に承認されていない人とのグループチャットにMessenger Kidsで参加できるようになっていたことを明らかにしていた。
Edward Markey上院議員(マサチューセッツ州選出)とRichard Blumenthal上院議員(コネチカット州選出)はこの書簡で、Facebookによる不具合の報告に「不安を抱いている」と記した。Messenger Kidsが2017年12月に登場して以降、児童の権利を擁護する人々は、Facebookに同アプリの提供中止を繰り返し迫り、オンラインにおける子供のプライバシー保護を目指す米連邦法に違反していると主張してきた。
Facebookの広報担当者は、同社は書簡を受け取ったところであり、議員らの質問に対する回答はまだ用意していないと述べた。
議員らはFacebookに対し、8月27日までに回答するよう求めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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