Intelは、ノートPCおよび2in1型デバイス向けの新型「Ice Lake」プロセッサー11製品の仕様を発表した。同社は5月、この10nm製造プロセスによる第10世代プロセッサーの概要を発表していた。
Uシリーズでは、「i7」「i5」「i3」の複数のモデルをリリースする。このうち最も高性能なのは4コアのi7で、ベースクロックは2.3GHz、ターボブースト時には4.1GHzに達する。熱設計電力(TDP)は28W。それ以外のUシリーズ製品は、ベースクロックが1GHz~1.3GHz、ターボブースト時は3.4GHz前後、TDPは15W/25Wとなっている。
Yシリーズでは、i7が1モデル、i5が2モデル、i3も2モデル用意されており、ベースクロックは0.7GHz~1.1GHz、ターボブースト時はシングルコアで3.2GHz~3.8GHz、TDPは9W/12Wとなっている。
Intelは新たな命名構造に移行しており、チップ名は、Uシリーズの最速モデルが「Intel Core i7-1068G7」、Yシリーズの最低速モデルが「Intel Core i3-1000G1」とされている。その間に分類されるUシリーズには「Core i5-1035G4」、Yシリーズには「Core i5-1030G4」などの名称が付いている。
Intelによると、これらのチップはディープラーニング強化技術によって人工知能(AI)のパフォーマンスが2.5倍向上したほか、解像度1080pのゲームを2倍高速に実行できるという。
実行ユニット(EU)数が48基と64基のチップは、「Intel Iris Plus Graphics」レーベルに分類された。Intelによると、Iris Plusは可変レートシェーディング(variable rate shading)とVESAの標準ディスプレイ規格「Adaptive-Sync」を採用しているという。
CPUの全モデルで、Wi-Fi 6通信に対応している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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