Appleは米国時間7月30日、第3四半期決算(6月29日締め)を発表した。サービス部門の売上高が記録を更新したこともあり、業績は市場予測を上回った。サービス部門とその他の部門の売上高が、「iPhone」売上高の前年比減少を埋め合わせる形となった。
売上高は前年同期比1%増の538億1000万ドル、1株あたり利益は、前年同期比7%減の2.18ドルだった。
アナリストらの予測は、売上高が533億9000万ドル、1株あたり利益が2.10ドルだった。
「当社史上最高の4-6月期となった。サービス部門が過去最高の売上高を記録したこと、ウェアラブルの成長が加速したこと、『iPad』と『Mac』の業績が好調だったこと、iPhoneの売れ行きに大幅な改善が見られたことが要因だった」と、最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は発表の中で述べた。「これらの結果は、当社が事業を展開するすべての地域で前途有望で、われわれは今後に自信を持っている。2019年の残りの期間は、すべてのプラットフォームにおけるメジャーリリース、新サービス、複数の新製品が控えており、素晴らしい期間になる見込みだ」(Cook氏)
Cook氏は、iPhoneの売れ行き改善を強調したが、iPhoneの総売上高は259億9000万ドルで、前年同期の294億7000万ドルから減少している。Appleは現在、製品別の販売台数を公表するのをやめている。
Macの売上高は58億2000万ドル(前年同期の52億6000万ドルから増加)、iPadの売上高は50億2000万ドル(前年同期の46億3000万ドルから増加)だった。ウェアラブル、ホーム、アクセサリ部門の売上高は55億3000万ドルで、前年同期の37億3000万ドルから増加した。
サービス部門の売上高は114億6000万ドルで、前年同期の101億7000万ドルから増加した。
Appleは30日、取締役会が、普通株式1株あたり0.77ドルの現金による配当を宣言したことも発表した。
ガイダンスとしては、第4四半期売上高は610~640億ドルを見込んでいるとAppleは述べた。アナリストらは、売上高を610億2000万ドルと予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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