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IoT活用で高収益農業を模索--富士通と越谷市がメロン栽培研究、ラズパイで安価なシステム構築

飯塚 直 坂本純子 (編集部)2019年07月31日 19時22分
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 富士通は7月30日、埼玉県越谷市と共同で高品質なメロンを効率良く栽培するノウハウの確立を目指し、IoTを活用したメロン水耕栽培の研究を開始すると発表した。

富士通 ソフトウェア事業本部 本部長の藤原隆氏(左)と埼玉県越谷市 市長の高橋努氏(右)
富士通 ソフトウェア事業本部 本部長の藤原隆氏(左)と埼玉県越谷市 市長の高橋努氏(右)

 期間は、2019年7月30日から2020年3月31日まで(期間は年度単位で、継続する際はその都度更新)。場所は、越谷市農業技術センター。

「いちご」に続く高収益農業を模索している越谷市、次の収穫は8月半ばぐらいという
「いちご」に続く高収益農業を模索している越谷市、次の収穫は8月半ばぐらいという

 同研究では、小型シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」を用いて構成した独自のデータ収集システムを使用。温度、湿度、照度、二酸化炭素(CO2)濃度などの栽培に関わる各種環境データを、ビニールハウス内に設置した小型で省電力なセンサーで収集しクラウド上に蓄積。メロンの栽培環境と収穫量や品質との関係を解析する。

小型シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」を用いて構成した独自のデータ収集システムを使用
小型シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」を用いて構成した独自のデータ収集システムを使用

 センサはCO2濃度センサ、照度センサ、温度センサ、湿度センサの4つ。また、毎朝7時にカメラで育成状態の定点撮影を行う。安価で、小型・省電力を特徴とするRaspberry Piを用いることでコストを抑えたシステムを構築したという。

データ収集・解析システムの構成
データ収集・解析システムの構成
メロンハウス内に4つのセンサとカメラを設置
メロンハウス内に4つのセンサとカメラを設置
設置されているカメラ。毎朝7時に定点撮影される
設置されているカメラ。毎朝7時に定点撮影される
4つのセンサ
4つのセンサ

 両者は、同解析データをもとに、メロン水耕栽培へのIoT活用の有効性を検証。同研究結果を踏まえ、同社は今後、越谷市と共同でIoTを活用したメロンの水耕栽培における効果的な栽培方法を確立し、越谷市をはじめとした、農家や関連企業に栽培ノウハウを提供することで、同市とともに市内の農業振興を支援するという。

メロンハウスの環境データの自動収集と見える化し、タブレットで3箇所の環境をリアルタイムに確認できる。なお、グラフで下がっているのは深夜~明け方で、湿度や温度がグッと下がる時間
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トレンドマイクロのTMISによるホワイトリスト機能で不正動作を防止
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