華為技術(ファーウェイ)とGoogleは、ファーウェイがブラックリスト入りして米国市場から締め出される以前にスマートスピーカーを共同開発していたと報じられている。The Informationが米国時間7月29日に複数の情報筋の話として伝えたところによると、このスマートホーム製品の開発は5月に停止したという。
ファーウェイは5月、米国の「エンティティリスト」に加えられ、禁輸措置の対象となった。しかし、Wilbur Ross米商務長官は7月に入り、ライセンスを取得していて、国家安全保障上の脅威にならない場合に限り、米国企業がファーウェイに製品を輸出するのは可能であることを認めた。Donald Trump米大統領は先週、米国企業のファーウェイへの輸出に関し、ライセンスの付与を「適時」遂行することに同意したと報じられている。
The Informationによると、ファーウェイのスマートスピーカーは「Googleアシスタント」を搭載し、2019年9月に発表され、米国で発売される予定だったという。
また、あるファーウェイ従業員の談として、「当社はGoogleと1年間このプロジェクトに取り組んでおり、かなりの進捗をみせていた。それが突然、すべてが停止した」との発言を伝えている。
ファーウェイはコメントを控えた。Googleもコメントの依頼にすぐには回答しなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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