Googleは米国時間5月21日、米政府が中国のスマートフォンメーカーである華為技術(ファーウェイ)に対する輸出規制を一時的に緩和すると発表したことを受け、同社との取引を90日間継続すると述べた。
米商務省は20日、ファーウェイがしばらく既存のネットワークを維持し、自社のスマートフォンとタブレットに対するアップデートを提供できるようにするための一般許可証を発行すると述べた。この猶予は米国企業に対し、より長期にわたる解決策を検討し、消費者をセキュリティリスクから保護するための時間を与えるためのもの。許可証は8月19日まで有効だ。
「スマートフォンを最新かつ安全な状態に保つことは万人にとって最善の利益であり、今回の一時許可証により、当社はこれから90日間、既存モデルに対してソフトウェアアップデートとセキュリティパッチの提供を続けられる」と、Googleの広報担当者は声明で述べた。
ファーウェイにコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
Trump政権が、米国世界第2位のスマートフォンメーカーであるファーウェイを実質的に米国から排除し、同社に対する米国の部品やソフトウェアの供給を禁止したことを受け、Googleは今週に入って、ファーウェイとの一部の取引停止を発表していたが、21日の取引続行の決断は、その計画を覆すものだ。
許可証の失効後にGoogleがどうするのかは不明だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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