企業有志によって構成されるTDMテレワーク実行委員会は7月23日、小学校などの夏休みシーズンに合わせた「子連れテレワーク」の実証実験を兼ねたデモンストレーションを公開した。
TDMテレワーク実行委員会は、通勤などによる交通需要を調整する交通需要マネジメント(TDM)の推進を目的として、首都圏にオフィスを構える23社で構成。従業員数約1300名を対象に、TDMテレワークを7月22日から開始している。
今回の子連れテレワークは、10社の子育て中の従業員が東京都世田谷区にある「Cafe’tta 梅ヶ丘」に集まり、子どもと一緒にテレワークを実施するというもの。都内の小学校などが夏休みに入ることから、乳児だけではなく小学生児童も参加する形となっていた。
ちなみに会場は、ウーマンエキサイトが子育てを応援するために発足した、赤ちゃんの泣き声を温かく見守る「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」に賛同していることから協力を得たという。
業務でテレワークを日常的に行っている、小学生の子どもを持つ親に聞いたところ、カフェで親が作業をしている傍ら、子どもが宿題や勉強をしていることも多いとのこと。親が仕事をしている姿を子どもに見せるとともに、子どもと一緒に何かをしていることが、子どもにもいい影響があると考えているとのことだった。
TDMテレワーク実行委員会では、子育て中の従業員にとってどのようなテレワーク環境が適切なのか、ヒアリングを通して検証も行っていくとしている。
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