ある人の一挙一動をひそかに追跡できるアプリなど、そう簡単には見つからないと思うもしれない。しかし、そんなアプリが「Google Play」ストアに堂々と掲載されていたことが判明した。
ウイルス対策企業のAvast Softwareは米国時間7月17日、Androidのアプリストアでストーカーウェア7本が公開されているのを発見したことを明らかにした。これらのアプリのインストール回数は、7本合計で13万回を超えていた。このプライバシー侵害問題についてAvastから連絡を受けたGoogleは、うち4本を16日に、残りの3本を17日に削除した。
これらのアプリは以下の名称で公開されていた。
Googleのポリシーは商用スパイウェアアプリを禁止しており、基準に違反するアプリの報告を奨励していると同社は述べた。
ストーカーウェアは、子どもの安全確認や紛失したデバイスを見つけるためのソフトウェアを装っていることが多いが、個人的な関係にある人物に対するストーカー行為に悪用されているケースが大半だ。これらのアプリは、位置情報の追跡や送信のほか、連絡先、通話履歴、テキストメッセージなどを収集している。
自分が使っているデバイスにストーカーウェアがインストールされているかどうかを見分けるのは難しい。2018年の調査では、多くのウイルス対策プログラムが既知のスパイウェアを警告していなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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