年が新しくなっても、プライバシーの懸念はまだ終わりそうにない。
Googleは米国時間1月14日のブログ記事で、ユーザーのSMSや通話ログの情報を集めているアプリのうち、許可申請が提出されていないものを「Google Play」ストアから今後数週間で削除していくと発表した。Googleの新しいポリシーでは、ユーザーが自分のデータをさらにコントロールできるようにするため、SMSと通話ログへのアクセスを制限している。今回の発表はこの新ポリシーを開発者に改めて周知するものだ。
この新たな制限は、2018年10月に最初に発表され、許可のリクエストを見直す期間として開発者には90日の猶予が与えられた。FacebookのCambridge Analyticaに関する騒動など、2018年は数々のデータ漏えいスキャンダルが見出しを飾った。Googleの変更は、ユーザーのプライバシーへの注目が急上昇する中で進められた。
Facebookも、「Android」アプリにパスワード不要でログインできるようにする「Account Kit」を使用している開発者に対し、Googleの新しいポリシーに沿って変更するよう警告した。
開発者は、Googleの追加審査を求めて許可申請フォームを提出することも選べる。ただし、Googleはコンプライアンスに厳しくなっており、Android Policeによると、開発者の要請がすでにいくつか却下されたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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