Microsoftは米国時間6月27日、「Chromium」ベースの新たな「Microsoft Edge」のプレビュー版(Canaryチャンネル)に新しいトラッキング防止機能を実装した。
この機能を使うと、積極的なオンライン広告主やウェブアナリティクス企業によって埋め込まれたトラッキングスクリプトをブロックできる。
同機能は現在、プレビュービルドの「Microsoft Edge Insider」でのみ提供されている。Microsoftによると、機能はまだ改善が必要だが、ユーザーから有益なフィードバックを得て開発を加速させられるよう、現在の開発段階で提供開始していくという。
今回のトラッキング防止機能は、Mozillaが2018年に「Firefox」に追加した機能「Enhanced Tracking Protection」(強化されたトラッキング防止)によく似ている。Mozillaは2019年春、全ユーザーを対象にこの機能をデフォルトで有効にした。
Microsoftによると、Edgeの新しいトラッキング防止機能が可能になったのは、「Trust Protection Lists」という新たなコンポーネントを追加したからだという。
トラッキング防止機能は、ビルドにバグがあるため「macOS」版では実装されていないが、Microsoftは今後のバージョンで修正すると述べた。
機能を有効にするには、Edgeの実験的機能を設定するページ(edge://flags#edge-tracking-prevention)にアクセスする必要がある。
「Basic」「Balanced」「Strict」の3つの選択肢が用意されている。Microsoftによると、これら3つの違いは、ブロックするトラッカーの種類にあるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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