Googleは、タブレット開発の取り組みを終了し、「Pixel Slate」の後継機はリリースしないと認めた。その代わり、ノートPCに注力するという。Googleが米国時間6月20日に明らかにした。
Googleは2018年10月にPixel Slateを発表し、同年11月に最低価格599ドル(約6万4300円)で発売した。
Googleは、より小型のタブレット2機種を開発中だったが、タブレットというフォームファクターからは手を引いたと、Computerworldが20日に報じた。その影響を受ける従業員は、すでにタブレットを開発する部署からノートPCを開発する部署へと配置転換されているという。
Google製のハードウェアについて言えば、同社は現在、ロードマップの焦点をノートPCである「Pixelbook」シリーズの開発に置いていると、Googleの広報担当者は米CNETの取材に応えて語った。
「ファーストパーティのハードウェアに関する取り組みについては、『Chrome OS』搭載ノートPCに注力するが、Pixel Slateのサポートは今後も継続する」「Chrome OSは、幅広いフォームファクターで人気が高まっており、ノートPCとタブレットについてパートナーのエコシステムと協力を続けていく」(同担当者)
Googleでデバイスおよびサービス担当のシニアバイスプレジデントを務めるRick Osterloh氏も、この動きを認めた。
「事実だ……Googleのハードウェア担当チームは、進行中のノートPC開発だけに焦点を合わせていく。だが勘違いしないでほしい。AndroidおよびChrome OS担当チームはこれからもずっと、市場のすべての分野(消費者向け、エンタープライズ向け、教育用)で、タブレットに関してパートナーとの協力に100%本気で取り組む」とOsterloh氏は20日にツイートした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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