機内Wi-FiサービスプロバイダーのGogoが米国時間5月29日、2021年にビジネスジェットや商用リージョナルジェットに5Gネットワークを導入する計画を発表した。
Gogoは、同社の既存のインフラに5Gネットワークを構築し、免許不要の2.4GHz帯域を使用するとしている。
「当社は、地上の通信事業者が地上にこの同じ次世代技術を展開するのと同時期に『GoGo 5G』を開始したいと考えている。機内接続サービス業界で初めてのことだ」とGogoの最高経営責任者(CEO)であるOakleigh Thorne氏は声明で述べ、「GoGo 5Gは当社の技術革新における次の段階で、高度なパフォーマンスと低遅延なネットワーク全体の冗長性を組み合わせることによって、類いまれなユーザー体験を提供できると考えている」とした。
5Gではワイヤレスネットワークの通信速度や反応性が著しく向上するとされている。デバイスのネットワーク接続速度も向上し、ダウンロードなども格段に速くなることが予想される。
Gogoは数年間にわたって、同社の基地局のair-to-ground(ATG)ネットワークを利用して複数の主要な航空会社に機内インターネットサービスを提供している。シカゴを拠点とするGogoは2015年、同社の「2Ku」サービスの開始とともに自社のシステムをアップグレードした。2Kuは、データのダウンロードまたはアップロード向けのデュアルアンテナを用いた衛星システムだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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