アメリカン航空、機内Wi-FiシステムのGogoを提訴--契約打ち切りを視野に

Jake Smith (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2016年02月17日 12時07分

 American Airlinesが機内インターネットサービスのプロバイダーGogoとの契約打ち切りを検討しており、それに向けた訴訟を起こしたと報じられている。Gogoの株価は米国時間2月16日朝の取引で一時40%下落した。

 Star Telegramの報道によると、American Airlinesは、Gogoに対する訴訟をテキサス州の裁判所に提起し、American Airlinesが希望するより良い競合サービスへの乗り換えが可能になるよう契約の変更を求めているという。

 「Americanは、市場にある新しい技術とサービスを慎重に評価した結果、契約にある権利の行使を決定するとともに、Gogoに対し、同社の空対地システムに比べて著しく優れた機内接続システムをViaSatが提供していることを伝えた」と訴状には書かれている。

 Gogo内の情報筋は、Americanが置き換えを考えている技術は同社の航空機800機のうち200機で使用されていると米ZDNetに述べている。Gogoは、同社最新の衛星技術「2Ku」の採用に向けて、対抗の提案を出す予定だ。

 American Airlinesは、ViaSatがGogoよりも高速なサービスを提供していると述べる。ViaSatのサービスは現在、Americanと競合する航空会社United Airlines、Jet Blue、Virgin Americaで使用されている。

 Americanは15日、「Americanは現在、顧客のニーズや要望に最も良く応える機内接続サービスを評価中である」と声明で述べた。「競合から提案があることをGogoには通知している。当社はすべての選択肢を評価する予定だ」(American)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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