Pixel 3aは「Android 9 Pie」を搭載するが、2019年夏の後半には「Android 10 Q」にアップデートされる予定だ。ソフトウェア面でそれほど多くの新機能が追加されているわけではないが、「Googleマップ」では気の利いたARナビゲーションを使えるようになる。
この機能の初期バージョンを試す機会があったが、特に便利だったのは、ナビゲーションを開始して、進む方向を決めるときだった。マップが示す方向に歩くときの最も大きい問題、つまりどっちを向いて歩き出すのかという問題を解決してくれるのだ。正しい方向に歩いていることを確認できたら、次のポイントで通知されるまで、スマートフォンはしまっておける。端末をかざしている時間が長くなったときには、下ろすように教えてもくれた。方向音痴の筆者としては、この機能をぜひ他のスマートフォンでも採用してもらいたい。
Pixel 3aとPixel 3a XLは、どちらも「Snapdragon 670」プロセッサーを採用している。Pixel 3が搭載する「Snapdragon 845」より処理能力は低いが、GoogleはSnapdragon 670に合わせてソフトウェアを改めて最適化しているので、筆者もスピードやパフォーマンスの不足を感じることはなかった。
誤解しないでほしいのだが、Pixel 3a XLのベンチマークスコアは当然Pixel 3より低く、競合他社の「お手頃」価格帯の端末よりも低かった(テストでは、Pixel 3a XLが常に勝てた製品は「Moto G7」だけで、そのプロセッサーはさらに低速な「Snapdragon 632」だ)。それでも、これまで使ってみた限り、日常的な使い方でPixel 3と大きく違うと感じることはなかった。「HDR+ Enhanced」や「Night Sight」、あるいは前面カメラを使うときのスクリーンフラッシュなど、通常以上に処理時間を必要とする写真モードのときでも、処理にかかる時間は以前と変わらなく感じた。
「3DMark」と「Geekbench」を使ったベンチマークの結果は以下の通りだ(バーが長い方が高性能)。
バッテリーについては、今回のラインアップで容量が増えたため、ラボのテストではPixel 3よりPixel 3aの方が若干バッテリーの持続時間が長くなっている。機内モードで動画を連続再生するテストでは、Pixel 3aは平均16時間35分で、Pixel 3は15時間だった。16時間というのはなかなか見事な記録で、Galaxy S10eおよび「OnePlus 6T」とも肩を並べる。ただし、iPhone XRのバッテリー持続時間は、20時間近くだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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