FacebookのOculus VRチームで、トップが交代するという。
Hugo Barra氏は米国時間5月9日、Oculus責任者の座から退き、FacebookのAR(拡張現実)/VR(仮想現実)関連のパートナーシップ構築を支援する役割に就くことを明らかにした。同氏は2017年、Oculusの創業者で最高経営責任者(CEO)だったBrendan Iribe氏の後任としてOculus VRの責任者に就任した。Oculusのチームは現在、ヘッドセット「Oculus Quest」「Oculus Rift S」のリリースを目前に控え、準備を進めている。
Barra氏は、「ARとVRをさらに多くの人々にもたらすという、次なる大きな課題に挑戦するときが来た」とツイートした。
Facebookによると、同社に約10年勤続するErick Tseng氏がBarra氏の後を引き継ぐという。Tseng氏は、Googleで「Android」チームのリードプロダクトマネージャーを務めた経歴を持つ。Barra氏も2013年までGoogleでAndroidプロダクトグループを統括していた。Barra氏はGoogleを退職後、小米科技(シャオミ)の幹部となった。
Facebookは2014年にOculusを20億ドルで買収した。これまでに、創業者のIribe氏やPalmer Luckey氏ら、かつてのOculus幹部は同社を離れている。
Barra氏の異動は、FacebookがAR技術への投資を拡大していることを示しているのかもしれない。Facebookは2年前、アプリとサービスにARを導入する広範な取り組みについて明らかにしている。また、ARメガネにも取り組んでいると述べていた。
Facebookの担当者は声明で、「VR/ARデバイスが主流となる世界へと移行する中、それらをすべての人々に提供するために、グローバルなパートナーエコシステムを大きく拡大し、投資していく必要がある」と述べた。「長年にわたって製品とグローバル戦略を統括してきたHugo(Barra氏)は、この取り組みを率いるのに最適な人材だ」(Facebook広報担当者)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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