仮想現実(VR)コンテンツ利用時の没入感を高める目的で、香りや風、水しぶき、振動をVRゴーグル装着者に感じさせるデバイス「Feelreal」が以前開発された。その後、製品化を目指してクラウドファンディングサービス「Kickstarter」でキャンペーンを開始したものの、残念ながら目標金額に達せず失敗してしまった。
そんなFeelrealが、再びKickstarterに登場した。今度は集金に成功するだろうか。
Feelrealは、各種VRゴーグルの下に取り付け、鼻や頬、口元を隠すように装着するマスク型アクセサリー。VRコンテンツと連動して、場面に合った香りを出せる。
内部にはカートリッジ式の香りカプセルを9個セットし、香水、バーベキュー、焼けるゴムや木、ティラミス、バラの花、エスプレッソ、火薬など、255種類以上の匂いが再現可能としている。
送風用の小さなファンを搭載しており、風を感じさせたり、涼しさや寒さを感じさせたりもできる。ヒーターで暑さも伝えられる。頬にミストを吹き付けるデバイスも内蔵し、雨や霧の中を歩いている場面の演出に使える。頬に当たる部分にはモーターが取り付けられていて、振動や殴られたときの衝撃を体感させられる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間5月10日まで。記事執筆時点(日本時間4月18日11時)でキャンペーン期間は22日残っているが、すでに目標金額2万ドル(約224万円)の5倍を上回る約11万ドル(約1231万円)の資金を集めている。
Feelrealの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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