仮想現実(VR)ゴーグルで体験できる感覚は基本的に映像と音だけだが、それでも驚くような没入感が得られる。最近は、さらに香り、手触り、味を再現しようとする試みもあり、人間の五感すべてがVRでカバーされそうな勢いだ。
そこで今回は、触覚で感じる風を再現可能なVRゴーグル用アクセサリ「ZephVR」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
ZephVRは、各種VRゴーグルに後付けできるアクセサリ。視聴中のVRコンテンツと連動してファンが回転し、風を顔に吹き付けてくれる。空を飛ぶシーン、自動車で疾走するシーン、バンジージャンプで飛び降りるシーンなどと組み合わせれば、臨場感が高まるだろう。
ファンの制御は、VRコンテンツ内の音と動きを解析し、機械学習と組み合わせた結果を参考にして実行する。そのため、ZephVR対応コンテンツを用意する必要はなく、任意のVRゲームやコンテンツに風の効果を付加できる。
「HTC Vive」「Oculus Rift」「PlayStation VR」など主要なVRゴーグルに取り付け可能。今後も対応VRシステムを拡充する計画という。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間12月4日まで。記事執筆時点(日本時間11月7日12時)でキャンペーン期間は27日残っているが、すでに目標金額3万ドルを上回る約4万ドルの資金を集めている。
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