「FEELREAL」は、仮想現実(VR)バイザーの下に着用するVRマスクだ。このマスクには、匂いを発生させる装置のほか、風や霧を吹き出す開口部やマイクが装備されている。これで、大体どのような感じのものかお分かりいただけると思うが、「Oculus Rift」を着用して、デジタル世界の砂浜に降り立つようなものだ。カモメの鳴き声や波のしぶきがリアルに体感できるというわけだ。深く息を吸い込むと、塩や海藻の匂いも感じることができる。
このマスクは、Bluetooth経由で操作する。それ自体が振動するので、ゲームのキャラクターが顎を殴られるといった場合に、面白い効果を生むかもしれない。マイクロクーラーとマイクロヒーターがあるので、ゲーミング環境によって顔に吹き付ける空気を温風にすることも、冷風にすることもできる。FEELREALによると、このマスクは内蔵されている充電式バッテリで約4時間動作するという。
現在あるものは動作する試作機だが、アーリーアダプターは、このマスクを249.99ドルで予約注文することができる。予約注文のパッケージには、ジャングル、海、火、風の4種の香りがセットになっている。FEELREALによると、事前予約は開発者を対象とするもので、マスク自体はまだ消費者向けの製品ではないとしている。出荷は2015年夏ごろの見込みだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス