Appleが第5世代の「iPad mini」をリリースした。当然ながら、iFixitの修理専門家はこれを分解せずにはいられなかった。
iFixitが米国時間4月2日に公開した分解レポートによると、新しいiPad miniは、(新型「iPad Air」の小型版というよりも)第4世代iPad miniの改良版のように見えるという。1つの顕著な変更はバッテリコネクタの設計で、これにより、修理する人が作業中にバックライトをうっかり壊しづらくなることが期待されるという。iFixitのチームはこの工夫について、「気が利いている!」としている。
iFixitは、ディスプレイとバッテリがともに取り外しにくいことにも言及した。特に、ディスプレイの取り外しは、慎重に行わないと「Touch ID」技術を損なう恐れがある。
「バッテリとディスプレイの交換は、最も一般的な2つの修理だ。iPad miniはその両方を不必要に難しくしている。(中略)バッテリには、引っ張って取り外すタイプの粘着性タブがない。ディスプレイについては、修理後もTouch IDを維持したいなら、ホームボタンを取り外す厄介な作業が必要だ」(iFixit)
iFixitによると、「iPhone」はまだ、組み立ての点でiPadより進んでいるという。部品は似ているが、iPad miniでは接着されている部品が多い。全体的にみて、iFixitは、修理しやすさのスコアでこのiPad miniにかなり低い点数(10段階中の2)を付けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス