Appleは、MastercardであるApple Cardの発行銀行として、Goldman Sachsと提携している。
「Mint」のようなサービスやそのほかの会計アプリを利用したことのある人なら、利用者の家計管理に関するAppleのビジョンをなんとなく理解できるかもしれない。
利用者は自分が決済した金額と品目、支払期日、支払金額を分かりやすい視覚データで確認できる。さらに、Appleは自社の「マップ」エンジンを使って、購入記録を購入先の企業と結びつけるので、支払いの相手が誰なのかを理解しやすい(こうした記録は、例えばタクシーに乗った場合は「New York LLC」などと記載され、分かりにくいことが多かった)。Appleは、機械学習を使って断片的な情報を結びつけているという。
特定の週や月のそれまでの決済金額を確認したり、購入記録をカテゴリ別(例えば、食費や交通費など)に追跡したりすることも可能だ。支払金額を払い終えるのに必要な期間を表示する画面もある。
Appleによると、問題に遭遇した場合は、アプリから直接テキストメッセージを送信することができる。
Appleはポイントシステムを採用していない。「Daily Cash」と呼ばれるプログラムを通して、利用者が決済するたびにキャッシュバックを提供する。
各決済方法に応じたキャッシュバック率は以下の通りだ。
クレジットの限度額を超えない限り、1日にキャッシュバックされる金額に上限はない。例えば、決済額の上限が3000ドルである場合、それがキャッシュバックされる金額の上限にもなる。Daily Cashは、Walletアプリのカードを通して追跡することが可能だ。
Daily Cashは本物の現金であり、すぐに使うことができる。店舗で使うことも、友達に送金することも、アプリやウェブで使うことも、支払残高の返済に充てることも可能だ。
Apple Cardでは、利用者は月に複数回支払うことができる。例えば、毎週または隔週で支払うことが可能だ。利用者が望めば毎日でも支払えるのか、それとも、もう少し体系的な仕組みがあるのかは不明だ。
遅延手数料、年会費、国際手数料、上限超過手数料はない。
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