Googleは米国時間3月12日に「Chrome 73」をリリースしたが、この際、60以上の地域で「既定の検索エンジン」のリストにプライバシー重視型の検索エンジンDuckDuckGoが新たに追加されていたことが判明した。この件については、TechCrunchがいち早く報じていた(編集部注:記事によると、60以上の地域が対象となったが、記載されている地域一覧には日本は含まれていない)。
Googleの広報担当者は、電子メールによる声明で以下のように述べている。「Chrome M73を始めるにあたって、当社はChromeの設定で利用できるデフォルト検索エンジンのリストを見直した。新しいリストは、公開されているデータを用いて、さまざまなロケールにおける検索エンジンの人気をもとに決定したものだ」
Chromeでデフォルトの検索エンジンを変更するには、「設定」から「検索エンジンの管理」に進んで設定する。DuckDuckGoはGoogle、Bing、Yahooなどと共に既定の検索エンジンのリストに表示されるようになった。
DuckDuckGoはプライバシーの侵害に懸念を抱くユーザーの間で人気を集めてきた。2008年にサービスを開始したDuckDuckGoでは、匿名でのオンライン検索が可能だ。このプライバシー重視型検索エンジンは、2018年10月に1日あたりの検索件数が3000万に達したと発表した。
「消費者にプライバシー重視型検索というオプションを提供する重要性をGoogleが認識したことは喜ばしい」と、DuckDuckGoの広報担当者は電子メールの声明で述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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