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5年後には「空飛ぶクルマ」が登場--インテルのドローン責任者、展望を語る - (page 2)

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2019年03月18日 07時30分
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--私が懸念しているのは、その1つがうまくいかない場合です。ご存じのとおり、人はマイナスの結果を避けて物事を判断しがちですから。

 確かにそれは、業界が意識しなければならない点です。最近の例で言うと、ロンドンのガトウィック空港で起きた事件があります(ドローンの侵入で滑走路が一時閉鎖された)。このような問題を認め、受け止めるとともに、技術によって解決できるということも理解しなければなりません。マイナス面により停滞することはありますが、経済的なメリットがあって、現在の問題が明らかな以上、いずれはその障害を乗り越えることになるでしょう。

--普通の車は、時速100kmなり50kmなりで問題が起きても、地上にとどまっています。空飛ぶ自動車となると、重力という問題があります。この点は克服できますか。

 自動車事故で、年間4万人が亡くなっています。それでも、皆さんはそれを承知したうえで車を運転しています。2時間も渋滞にはまるとき、とりわけ通勤時にそれを短縮できるとしたら、適応せざるを得ないでしょう。バンガロールとか北京の渋滞をご覧ください。あまりの渋滞で、そこらじゅうがまるで駐車場のようになっています。

 (空飛ぶ自動車が)登場したら、障害よりメリットの方がはるかに大きくなります。2時間を取り戻せたら、映画を1本見たり、家族と長く過ごしたりできるでしょう。

 安全性は、もちろん必要です。大きいリスクを厭わないアーリーアダプターは必ずいます。しかし、時間が経つにつれて、慣れる人が増えていきます。

--地上に縛られているより、3次元の方が空間の余地がずっと広がります。Elon Musk氏(Tesla、SpaceX、The Boring CompanyのCEO)は、ロサンゼルスとラスベガスの地下にトンネルを掘った方がいいと考えていますが、トンネル交通については、どうお考えですか。

 実にシンプルですね。問題はコストです。物理的なインフラに手を出すより、空を目指す方が、はるかに安価です。

 ファイバの敷設と無線通信の展開に必要なコストについても、同じことが言えます。5Gがずっと楽しみなのも、それが理由です。ケーブル敷設の莫大なインフラコストを必要とせずに、広大な帯域幅を利用できます。

--乗用ドローンの実用は、どこから始まるでしょうか。渋滞がひどい都市部は、今でも既に報道ヘリが飛び交い、摩天楼がそびえています。宅配ドローンも飛ぶようになるかもしません。

 いろいろな方向から進むでしょう。新しい技術を見せてくれる企業家や富裕層が、必ず出てくるものです。

 貨物ドローンが物資や機器を運ぶようになり、そこから多くのイノベーションが生まれると思います。当初は、安全だという感覚を与えるためにパイロットが同乗していたとしても、意外ではありません。有人から、最終的に無人に進化するはずです。

Intelはドローンの自律性のレベルについて基準を作成している
Intelはドローンの自律性のレベルについて基準を作成している
提供:Intel

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