The Boring Companyが手がける未来的高速地下交通網について、早ければ米国時間2018年12月11日にも一般人が試乗できる可能性が出てきた。
SpaceXやTesla Motorsを率いていることでも知られるThe Boring Companyの最高経営責任者(CEO)Elon Musk氏は10月22日、地下トンネル交通「Loop」のコンセプトを実証する最初のテストトンネルが「ほぼ完成」したとTwitterで述べた。特別イベントを12月10日に開催し、翌日にはカリフォルニア州ホーソーンにあるSpaceX本社の地下トンネルを使って無料で試乗させてくれるという。
Opening event that night & free rides for the public next day
— Elon Musk (@elonmusk) October 22, 2018
Loopは、ロサンゼルスおよび近郊の地下を最高時速155マイル(250キロ)で車両を輸送する大型の「スケート」または台だと説明されている。Musk氏は、ロサンゼルス市内の地下鉄が走る区域全体に駅を設置する計画を明らかにしている。さらに同氏は、地下システムを使って歩行者やサイクリストを輸送する移動ポッドを投入したいとも語っている。料金については、1人1ドルになるだろうと5月に述べている。
Loopは、同じくMusk氏が提唱している「Hyperloop」のコンセプトとは異なる。Hyperloopの方は、減圧されたチューブの中を超音速に近い速度で、さらに長い距離を移動する電車のような交通システムだ。
The Boring Companyはまた、シカゴのオヘア国際空港までLoopの路線を建設する契約をシカゴ市と交わしている。
Musk氏は、口にした予定が当てにならないことでも有名で、そのためTwitterには12月10日という日付について、「実際の時間なのか、それともElon時間なのか?」という質問も投稿された。
それに対してMusk氏は「実際の時間だ」と返答している。
I think real
— Elon Musk (@elonmusk) October 22, 2018
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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