Amazonは実店舗の展開を積極的に進める中、87カ所で展開しているポップアップストアを閉鎖するという。
Amazonは4月、米国内のモールやショッピングセンターに出店している期間限定のポップアップストア全87店舗を閉鎖する計画だという。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間3月6日に報じた。
Amazonの広報担当者はWSJに対し、「慎重に見直した結果、ポップアップキオスクのプログラムの中止を決定した」と述べた。
Amazonは実店舗の形態について試験的な取り組みを続けているが、最適な形にはまだ落ち着いていないのかもしれない。多くの業界ウォッチャーは、Amazonが最も適した形で機能する感触を得られれば、急ピッチで実店舗を開店するだろうとみている。
Amazonは現在、さまざまなコンセプトの店舗を展開している。同社は数年前にAmazonの製品シリーズなどを並べたポップアップ店の展開を開始した。こうした小規模な店舗のほか、Amazonのサイトで星4つ以上の評価を獲得した商品を並べた「Amazon 4-star」3店舗、書籍を扱う「Amazon Books」十数店舗、レジなしストア「Amazon Go」10店舗をオープンしている。
また、スーパーマーケット「Whole Foods」を約500店舗所有し、運営しているほか、新たに低価格の食料品スーパーの展開を計画しているとの報道もある。
Amazonの広報担当者は、Amazon 4-starとAmazon Booksを2019年に拡大する計画だとするWSJの報道を認め、いずれもポップアップ店より多くの商品を取りそろえると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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