人間のように話す「Google Duplex」、米国43州の「Pixel」スマートフォンで利用可能に

Alfred Ng (CNET News) 翻訳校正: 編集部2019年03月07日 08時49分

 Googleは米国時間3月6日、人間のように話す人工知能(AI)がユーザーに代わって電話応対する技術「Google Duplex」を米国の43の州の「Pixel」スマートフォンで利用できるようにすると述べた。

提供:James Martin/CNET
提供:James Martin/CNET

 Duplexは「Google Assistant」の機能で、ユーザーに代わって店舗に電話をかけ、まるで人間であるかのように電話の相手と会話を進めながらレストランやヘアサロンに予約を入れることができる。

 提供地域とされる43の州に含まれていないのは、インディアナ州、ケンタッキー州、ルイジアナ州、ミネソタ州、モンタナ州、ネブラスカ州、テキサス州。

 Googleは2018年5月のGoogle I/OカンファレンスでDuplexを発表し、まるで人間のような声と話し方で美容院やレストランの予約をとるデモで、世間をあっと驚かせた。しかし、会話の相手がコンピュータではなく人間かもしれないと人間に思わせることができるのではないかと、懸念もささやかれた。懸念を受けてGoogleは、電話に出た人に対して、通話相手が人間ではなくGoogle Duplexであることを知らせる機能を追加した。Googleは2018年6月から、Duplexの限定的なベータテストを開始し、Googleの「Pixel」スマートフォン上で11月から段階的に利用可能になっていた。

 「このサービスを米国中のさらに多くの人々に提供し、夜の外出を少し計画しやすくすることを楽しみにしている。今後数週間のうちに、この機能をさらに多くの『Android 』および『iOS』端末に徐々に提供し始める予定で、今後もテストを続けながらフィードバックを取り入れていくつもりだ」とGoogleは6日のブログ記事で述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]