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クックパッドマート事業責任者が語った舞台裏--新規事業における組織づくりの手法

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 2月19日に開催された「CNET Japan Live 2019」において、クックパッド 買物事業部本部長 JapanVP 福崎康平氏が「1人から30人組織に至るまでの新規事業の創り方」と題して講演した。

クックパッド 買物事業部本部長 JapanVPの福崎康平氏
クックパッド 買物事業部本部長 JapanVPの福崎康平氏

福崎氏はクックパッドに約1年前に新規事業担当として入社し、現在は買い物事業部本部長 JapanVPとして、「クックパッドマート」の事業責任者を務めている。これまで5回の事業立ち上げを行ってきた経験があるとのことで、最初は自分の会社を起業、その後ベンチャーの主力事業をグロース、そして新規事業開発を2回、今回のクックパッドマートが5回目となった。「この10年間、オンラインのプラットフォームサービスの開発をしてきた。何かを仕入れて売るといったわかりやすいモデルではなく、何もないところから価値を作っていく事業を手がけてきた」(福崎氏)。

「クックパッドマート」は生鮮ECプラットフォーム

 クックパッドはサービス開始から21年。国内だけではなく、世界70カ国でサービス展開している。国内を中心として新しいチャレンジを実行しており、そのひとつとして「クックパッドマート」を開始したという。クックパッドマートは「毎日が楽しみになる、食材店」と銘打たれているサービスだ。食材や食材セットをスマホで注文し、自宅近くの店舗や施設など受け取り場所を指定、好きな時間に商品を受け取れる。

スマホで食材を注文できる「クックパッドマート」
スマホで食材を注文できる「クックパッドマート」

 「我々は(クックパッドマートを)生鮮ECプラットフォームと呼んでいる。一般的には自社の在庫を持ち、自社が運営している店舗を持っていて配送する。しかし、我々はレシピを自社で作っていないクックパッドと同じ思想で、地域の生産農家や精肉店、販売店などに参加していただけるプラットフォームにした。初期費用0円でどの販売者でも参加できる仕組みだ。たくさんの販売者にたくさん入っていただいて、その商品を集めて、ユーザーの近くに届ける。イメージとしてはUber EATS。いろいろなレストランが参加しているため、好きな商品をデリバリーしてもらえる仕組みと似ている」と福崎氏は説明する。

 こだわっている部分は、生鮮流通に欠かせない温度管理だ。配達してもユーザーが受け取れないことは往々にして起こる。しかし、生鮮食品は再配達ができない。そこで発想を変え、商品を「Station」と呼ばれる冷蔵庫に保管し、都合の良い時間に好きな場所で受け取れる仕組みにした。Stationはドラッグストアやオフィスなどに設置している。「イメージはカーシェアリング」(福崎氏)とのことだ。

 クックパッドマートはパン1個からでも送料無料で、新鮮な今朝採れ野菜や焼きたてパンをいつでも買える上に、クックパッドならではのサービスとしてレシピ付きで購入できる。Stationは今後もさまざまな場所に展開予定とのことだ。

クックパッドマートのStation
クックパッドマートのStation

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