動画プラットフォームのYouTubeがこの3日間で、数千万件もの動画に対するコメントを無効にし、動画に付けられたコメントに問題があるとして400を超えるチャンネルを停止した。また違法なコメントを警察に通報したという。クリエイターのPhilip DeFranco氏が米国時間2月21日、YouTubeからTwitter上で報告を受けた。YouTubeの広報担当者が電子メールによる声明で、この数字が事実であることを認めた。
UPDATE: @YouTube @YTCreators left a comment and provided an update on what they’ve done to combat horrible people on the site in the last 48 hours.
— Philip DeFranco (@PhillyD) 2019年2月21日
TLDR: Disabled comments on tens of millions of videos. Terminated over 400 channels. Reported illegal comments to law enforcement. pic.twitter.com/zFHFfkX9FD
YouTubeは、問題のあるコンテンツを許容しているとして非難されていた。ブロガーのMatt Watson氏が、「ソフトコアな小児性愛集団」がYouTubeのコメント欄を利用して幼い子供の性的搾取を助長していることを指摘したことを受けて、Disney、Epic Games、NestleなどがYouTubeから広告を引きあげていた。
DeFranco氏は先ごろ、YouTubeの問題について語る動画を投稿していた。YouTubeはこれにコメントする形で対策状況を明らかにした。
「コメントを含め、未成年者を危険にさらすいかなるコンテンツも許されない。YouTube上でこれを禁止する明確なポリシーが定められている。われわれは直ちに措置を講じ、アカウントやチャンネルを削除し、違法行為を当局に通報し、未成年者を含む数千万件の動画に対するコメントを無効にした」と、YouTubeの広報担当者は述べた。「さらなる対策を講じる必要があり、改善とより迅速な悪用の検出に今後も努めていく」(YouTube広報担当者)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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