Facebookは米国時間2月20日、「Android」向けFacebookの位置情報管理機能のアップデートを発表した。ユーザーが位置情報に関するデータ収集に制約を加えることができるようになる。これはバックグラウンドで位置情報を設定する機能で、Androidユーザーは、Facebookアプリを使っていない時に自身の位置情報が収集されることを認めるか否かを選択できるようになった。
これまでバックグラウンドでの位置情報収集は、より幅広い位置情報履歴設定の一部とされていた。そのため、AndroidのFacebookアプリを使用するユーザーには、位置データをすべて共有する、あるいは全くしないという2つの選択肢しかなかった。だが今後、Androidユーザーは、バックグラウンドでの情報収集と位置情報の共有について、より明確に、細かく管理することが可能になる。Facebookのブログ記事では、今回の変更を以下のように説明している。
この設定(位置情報履歴)を有効にすると、2つのことが起きる:アプリを使用していないときでもユーザーの位置情報が共有され、Facebookによってユーザーの正確な位置情報履歴が記録されるようになる。今回のアップデートで、アプリ不使用時の位置情報の共有を許可するかどうかを選択できる機能が新たに設けられた。
これまで「位置情報履歴」の設定を「オン」にしていたユーザーについては、新しいバックグラウンド位置情報設定が「オン」になる。「位置情報履歴」を「オフ」にしていたユーザー、あるいは一度もオンにしたことがないユーザーの場合は、バックグラウンド位置情報設定は「オフ」になる。
FacebookはAndroidと「iOS」双方のユーザーに向け、位置情報共有設定について確認するようアラートを送るとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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