オンラインプラットフォーム「Google Earth」の更新によって、台湾の秘密の軍事拠点が意図せず公開された。
South China Morning Postの報道によると、この更新で、台湾の極秘軍事拠点の一部が一般の目に触れた。今回の更新では、台北市、新北市、桃園市、台中市の3D表示が可能になっている。
本稿執筆時点では、パトリオットミサイルの施設と報じられている軍事基地が非常に鮮明に写っており、一般ユーザーの目に触れないようにぼかす処理は施されていない。
正確な所在地、軍事基地のレイアウト、建造物、ミサイル発射台の場所が見てとれる。
South China Morning Postによると、新しいマップでは、台湾の国家安全局や国防部軍事情報局の施設も見えるようになっている。
台湾の厳徳発国防部長(国防相)は、国家安全保障のためにGoogleと協力するべく対策本部を設置したと述べている。今後、Googleに各施設の画像の不鮮明化を求めるとともに、軍も地上施設のカモフラージュの強化に取り組むことになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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